グリニッジの海洋博物館でジョン・ハリソンという人が作った航海用の時計の特別展を観ました。グリニッジが帆船カティサーク号と王立天文台と世界標準時の3つで有名なように航海術と星を見て位置を知る技術と正確な時間を知る技術の間には重要な関連があったそうです。この欧州各地から見学者が訪れているという特別展は埠頭のカティサーク号の隣にある海洋博物館地下で開催中です。常設展だけを観てから丘の上にある天文台を訪ねました。世界の東西の出発点である子午線の上で記念写真を撮りました。天文台の公式ガイドさんが外人さんたちに説明していました。こちらも耳を傾けていると、その人が日本語で話かけてきました。在英の日本人女性の方でした。5年前に応募して天文台の職員になられたそうです。話が弾んで40分ほどの特別講義を聞くことができました。海洋博物館の特別展の意義について教えていただき帰り道に寄ってきました。吉田兼好先生の「何ごとにも先達はあらまほしきものなり」とは良く言ったものです。もう少しでとても貴重な特別展を観る機会を逃すところでした。
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