2014年10月7日火曜日

アラル海の船の墓場 Aral Sea

タシケントで勤務していた頃、アラル海を訪れる機会があった。旧ソ連体制のもと1940年代に始まった綿花栽培重視の経済運営がなされるとこの湖の面積は2000年頃までに3分の1に縮小し、湖水の塩分濃度が上昇して魚の住めない湖に変わった。さらには干上がった地面に塩のみならず農薬の成分までが白く浮き出てくる状態となった。その昔は漁業が盛んな土地だったことを示すように打ち捨てられた廃船が今もそのまま残る。昔はヌークスの町のすぐそばまで水がきており魚の缶詰工場もあったそうだ。ヌークスにはとてもユニークな歴史を持つ前衛美術館がある。

(2003年4月撮影)
 



 


 

 

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