タジキスタンは急峻な山々でフジャンドを中心とする北部地方とドシャンべを中心とする南部地方に分かれている。フェルガナ渓谷に近いフジャンドにはタシケントから車で入る方が便利なため、タシケント勤務時代はこの辺りのプロジェクトのモニタリングのために何度も通った。1999年に日本の鉱山技術者がタジクのテロリストによってキルギス山中で拘束された時に日本側の対策本部はビシュケクにおかれたが、当時の中山駐ウズベク大使と高橋大使(当時参事官)が活躍されたのは、タジキスタンとウズベキスタンの2国を兼務されていたこともあるが、タシケントから事件発生現場に向かう方が早いこともあった。そのくらいこの辺りの国境線は複雑に入り組んでいる。
0 件のコメント:
コメントを投稿